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「印象派」を語る~ゴッホ~

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昨年辺りから『印象派』を意識した展覧会が開催されています。
まさに2010年は印象派イヤーの1年でした。
印象派とは(個人的感想ですが)
◆ブルジョアによる芸術革命
◆チューブ入り絵の具の発明により戸外で絵が気楽に描けるようになった(それまでの絵の具は自分で作っていた)。
◆見た目の印象(周囲の光や空気の変化を正確にとらえようとした)の港の早朝を描いたモネの「印象・日の出」(1872年)が由来。
サロン(官展)落選組が中心で冷笑されたが、旧来の写実主義や遠近法を離れ、自分の感覚に正直な画法として後世の絵画に計り知れない影響を与えた。
独自の造形と筆づかいのセザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンらは後期印象派と呼ばれました。

私の手元には芸術新潮90年8月号の「ゴッホ最後の70日」と92年11月号の「なんと素晴らしいモネの眼」各特集号があります。
ゴッホの絵には「キチガイが描いた絵」という印象が未だに拭えません。

しかしゴッホは本当に狂っていたわけでも、精神不安定な感性に任せて描いていた訳ではありません。
実は構図、絵の具など幅広く創意工夫していたのです。
更に自分の絵が今は売れていなくても、後世必ず評価されるという信念を持っていたと思えます。

ゴッホ自殺の原因は新説の「弟テオが脳梅毒で近いうちに死ぬ」という知らせを受け取ったことというのが、私には何かしらピンときます。
テオはゴッホ自殺の半年後、精神病院で息を引き取っています。

絵で認められるのは今も昔も大変なのは変わりません。
ゴッホの同世代の仲間達は晩年評価を受けたように、ゴッホは死後10年に評価を得ます。

バブル時代に某日本人が「医師ガシェの肖像」に125億円で落札し、「俺が死んだらゴッホとルノアールの絵も一緒に荼毘に伏してくれ」と発言し世界中から非難されました。
大昭和製紙の名誉会長でもこんな、自分勝手な発言しちゃうんですね。
最もこの人、ゴルフ場開発をめぐる汚職事件に関与し贈賄容疑で逮捕されたり、バブル崩壊後すぐに絵を手放したりと余り絵に対しての愛情はなかったと思います。

しかしあんな「物憂げな」肖像画に125億円も出したものですw
私は「どんな人にも失敗作はある」と思っています。
この絵は失敗作ではありませんが、家に飾ろうという気にはなりませんね。


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by aricom | 2010-08-08 08:56 | Illustration&モノ作り

毎日が(精神)修行です・・・・早く人間になりたいw


by アーリー
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